世界各地の実力馬を招待
ジャパンカップダートは、それまでフェブラリーステークスがJRAで唯一のダートG1レースとして存在していたことに対し、近年ダートレースの重要性が認められ地方・中央共にダートレースのレベルが上がってきた中、更なるG1レースの増加と2000m級のG1開催を求める声が競馬関係者から挙がり2000年になって新設されました。
日本国内のみならず、ドバイワールドカップやアメリカのブリダ―ズカップなど、世界のダートレースの重要性を考慮し、国際競争を望む声も多かったため、ダートでは日本初となる国際招待レースとして世界各地の実力馬を招待し、国内の中央・地方所属馬がこれと力を試すことになります。
現在は阪神競馬場のダート1800mで開催されていますが、新設当初は東京競馬場の2100mで実施されており、秋のダート最強馬決定戦として定着すべく注目されていました。
しかし、スタートから第一コーナーまでが短くコーナーワークや位置取りなど半端な距離のコース形態であった東京競馬場のコース自体に不満の声も多かった事と、国際招待レースにしたにも関わらず外国馬の参戦が少なかったことから2008年に阪神競馬場の1800mに場所を変更し、ジャパンカップの前日という日程ではなく翌週の開催と、条件を変えます。
春のフェブラリーステークスと双璧を成すこのレース、現在は秋のダート王決定戦として位置づけられましたが、過去のデータから外国勢の優勝は9回中一度だけと、国際招待競走という名目があるにも関わらず、あまり意味を成していないのが現状です。
ヨーロッパではほとんどダートレースが行われていないため、アメリカからの参戦が主になっていますが、このレースで初めてダートを経験するという馬もいます。
2009年の改定で指定の海外のレースで3着までに入賞した競走馬には褒賞金も出ることになりましたが2010年現在も褒賞金を獲得した外国馬は出ていません。
ダートレース事態にあまり実績がなく歴史も浅い中央競馬ですが、今後の国際招待レースの意義と位置付けを確保するためにも、更なる改善が必要であり、世界の競馬関係者からも関心が寄せられているところです。